この記事では、Microsoft Teams - Dubber通話録音とAIの統合ガイドに関する情報を3つの記事に分けて説明します。
目次
6. コンプライアンス記録のポリシー割り当てとプロビジョニング
8. 録音ポリシー
9. 録音ポリシーの作成
録音ポリシー
録音ポリシーが有効になっているかどうかを、以下のPowerShellコマンドで確認します。
> Get-CsTeamsComplianceRecordingPolicy
以下のPowerShellコマンドを実行して、全ユーザーのリストを取得します。
> Get-csOnlineUser | SELECT UserPrincipalName
リストをテキストエディタにコピーします。通話録音を有効にする必要のあるユーザーでリストを調整し、ファイルを.txtファイルとしてローカルディレクトリに保存します。
録音ポリシーの作成
- DubberCreateRecordingPolicy.ps1
このスクリプトを実行する際、管理者はポータル名、ドメイン名、管理者のメールアドレス、および以前に保存したユーザーリストのテキストファイル名を渡す必要があります。
録音ポリシー作成スクリプトを実行して生成されたCSVファイルは、Dubberプラットフォーム上でユーザーを最終的にプロビジョニングするために、Dubberサポートチームに送信する必要があります。
💡注意: MS Teams ユーザーの地域に応じて、使用するポータルが異なります。
- "au_portal"
- "ca_portal"
- "eu_portal"
- "jp_portal"
- "sg_portal"
- "us_portal"
- "uk_portal" (アイルランド)
- "uk1_portal" (ロンドン)
- “sbox_portal" (テスト・デモアカウント専用)
このコマンドは、インスタンスとポリシーを作成し、最終的にグループにポリシーを割り当てます。
通話録音の通知をオフにしたい場合は、コマンドラインオプション noRecordingNotification $True. を追加することができます。なお、この設定をするとすべての通知が削除されます。これには、Microsoft Teamsアプリに表示されるメッセージや、通話中の音声通知も含まれます。
例
.\DubberCreateRecordingPolicy.ps1 -portal au_portal -domainName "<Your Domain Name>" -adminEmail "<Admin User>@<Your Domain Name>" -RecordedUsersFilename ".\EmailsToRecord.txt" -NoRecordingNotifications $True
Microsoft は、updateRecordingStatus API を更新することで、管理者が Teams クライアント アプリが提供するアプリ内録音通知が特定のユーザーにとって不要であることを示すことができるようにすることで、Microsoft Teams のエクスペリエンスを向上させようとしています。 現在こちらの実現に向けて動いております。
Microsoft の同意のもと、お客様は、Microsoft Teams Media Access API を通じてアクセスしたメディアを録音またはその他の方法で永続するために Dubber サービスを使用することを禁止する特定の使用制限を無効にする暫定措置を要求しました。 ただし、これは、通話や会議が録音または持続される際に、すべての当事者に対して法的に必要な通知を行う義務がなくなることを意味するものではありません。 このような通知は、すべてのユーザーが他の参加者に対して、録音が開始されることやメディアが保存されることを事前に個人的に通知する必要があります。
Dubberの利用規約(https://www.dubber.net/terms/)では、お客様がDubberサービスを合法的に使用すること(法的に要求されるすべての通知を提供することを含む)などが求められています。
通知の削除を進めることで、お客様はこれらの要件を認め、組織を代表してこの継続的な責任を引き受けたとみなされます。 これらの要件に同意しない場合やご不明点がある場合、またはご質問がある場合は、この要求を続行せず当社にご連絡ください。
スクリプトの実行中に、お使いのブラウザでページを開くように要求するポップアップウィンドウが表示されます。
お好みのブラウザを選択すると、同意を求めるページが表示されます。また、O365のユーザー認証情報の確認を求められますので、そちらもご確認ください。
再度、以下のPowerShellコマンドを実行し、テキストファイルに記載されているユーザーに対してTeams Compliance Recording Policyが有効になっていることを確認します。
> Get-CsTeamsComplianceRecordingPolicy
ここでO365 管理ページに移動し Groups→Active groups に移動します。
「有効なグループ」ページの下に、新しく作成した「MS Teams Dubber Recording Group」が表示されているはずです。
グループを選択すると、そのグループの下で通話録音を有効にしているメンバーがすべて表示されます。
Dubber 通話録音・AI プラットフォームにユーザーをプロビジョニングするため、エクスポートしたユーザーリストをDubberサポート( support@dubber.net) に送信してください。
最後に、Dubberプラットフォームでユーザーが有効化されたら、MSチームのユーザーにテストコールを行うと、通話中に「録音開始」のバナーが表示されます。